作業療法治療学|作業療法士国家試験問題|41問〜60問

第54回国家試験 午後7

63歳の女性。主婦。関節リウマチ。発症後半年が経過した。SteinbrockerのステージⅡ、クラス2。料理など家事全般を好み、熱心に行ってきた。立ち仕事が多く、最近膝痛が出現した。この患者に対する作業療法の留意点で適切なのはどれか。

第53回国家試験 午後18

20歳の男性。幼少期は1人遊びが多かった。小学校から高校までは成績は概ねよかったものの、正論的発言が多い、融通が利かないなどによって集団になじめず、いじめを受けることも多かった。大学に入ると、講義科目は問題ないが、演習科目のグループワークで相手に配慮した発言がうまくできず、メンバーから避けられることが多くなった。大学2年生になると、過去のいじめ体験を思い出してパニックになることが増え、自宅の自室に引きこもる状態となったため、母親に連れられて精神科を受診し外来で作業療法が開始された。
この患者の作業療法で適切でないのはどれか。

第49回国家試験 午前36

Parkinson病患者の肩関節可動域拡大を目的とした作業活動として正しいのはどれか。

第52回国家試験 午前34

手背の深達性Ⅱ度熱傷に対する急性期のスプリンティング肢位で正しいのはどれか。

第53回国家試験 午後3

関節リウマチ患者に選択する用具として適切でないのはどれか。

第56回国家試験 午後2

60歳の男性。COPDが進行し在宅酸素療法が導入された。酸素流量は労作時2L/分である。
入浴動作の指導で正しいのはどれか。

第53回国家試験 午前15

23歳の男性。2ヶ月前から職場の業務がシフト勤務になり夜勤が入るようになった。1ヶ月前から日中の眠気を取るために、カフェイン入りの栄養ドリンクを1日4本以上飲むようになった。妄想や抑圧感などは特に訴えていないが、不眠と苛立ちを主訴に精神科を受診した。
この患者に対して初期にすべき介入はどれか。

第54回国家試験 午前45

うつ病の回復期の作業療法で適切なのはどれか。

第57回国家試験 午前3

50歳の女性。末梢神経麻痺により、円回内筋、長掌筋、橈側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋(示指・中指)、長母指屈筋、方形回内筋、短母指外転筋、短母指屈筋(浅頭)、母指対立筋、第1・2虫様筋が麻痺している。適応する装具で正しいのはどれか。2つ選べ。

第50回国家試験 午前48

回避性パーソナリティ障害患者の作業療法導入期の対応について適切なのはどれか。

第54回国家試験 午前37

疾患や病態とそれに対する福祉用具の組合せで適切なのはどれか。

第58回国家試験 午後11

28歳の女性。 5年前の外傷性脳損傷による右片麻痺。Brunnstrom法ステージ上肢III、手指III。
最近、右手指の屈曲拘縮が悪化し、手指衛生が困難となった。最も適切な装具はどれか。

第49回国家試験 午後9

脊髄完全損傷患者(Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類C7B)に適した装具はどれか。

第54回国家試験 午後33

ボツリヌス毒素を用いた治療で、効果の一般的な持続期間はどれか。

第55回国家試験 午後47

強迫性障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。

第53回国家試験 午前35

多発性硬化症に対する作業療法で正しいのはどれか。

第54回国家試験 午後18

14歳の女子。生来健康で活発であった。6か月前からダイエットを契機に拒食や過食嘔吐をするようになり、体重が58kg(身長158cm)から41kgまで減少した。心配した母親に連れられて精神科を受診し、入院となった。3週後、体重は47kgを超えて作業療法が開始となったが、部屋にある料理の本をずっと眺めており「したいことに集中できない」と訴えた。
この患者に対する作業療法士の声かけで適切なのはどれか。

第58回国家試験 午後45

うつ病回復期前期の作業療法で最も適切なのはどれか。

第54回国家試験 午後19

7歳の男児。几帳面なところがある。小学校に入学して数か月後から肩をすくめる、まばたきをすることが目立ってきた。最近、授業中に顔しかめや首ふりなども激しくなり、担任の先生から注意されることが増えた。友達と遊んでいるときや眠っているときは起こらない。悩んだ母親が本人を連れて来院、チック障害と診断され作業療法の導入となった。
作業療法士の対応で適切なのはどれか。

第49回国家試験 午後34

終末期の筋萎縮性側索硬化症の患者が環境制御装置を使用する際に最も適しているのはどれか。