1→GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)は、職場の作業に近い課題を実施し、適性能を測定する職業評価をするものではない。GATBは、多くの職業で必要とされる9つの能力=適性能(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を評価することにより、望ましい職業選択を行うための情報を提供する検査。
2→場面設定法は、実際の職場あるいは実際に近い作業を設定し、作業能力や職場能力を観察・評価する。問題文では、職場に近い環境設定までは行っていないため、場面設定法ではない。
3→MODAPTS(モダプツ法) は、人間の動作には、身体に障害がなければ、動作時間は個人差はほとんど生まれないという前提のもと、あらかじめ、動作とその所要時間値を調べたもので、実際に要した時間と比較することにより、作業能力を評価する場合に用いられる。
4→ESCROW Profile(E:環境、S:社会交流、C:家族構成、R:経済状況、O:予後、W:就労)は、社会的不利の評価法。
5→マイクロタワー法は、ワークサンブル法(実際の仕事の一部)を用いて職業能力適性を測定する作業見本法の一つであり、13の作業課題を小集団で実施する。