Duchenne型筋ジストロフィー患者。ステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の食事動作を図に示す。 動作方法や環境の調整方法として適切なのはどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→深い皿ではなく、より食べ物をすくい取りやすい浅い皿を使用する。
2→本症例は上肢の筋力低下により、スプーンを持つ右上肢を左上肢で補助している。テーブルを高くすることで両上肢を支持し、動作の負担軽減が図られる為適切である。
3→柄の太いスプーンではなく、より口に届きやすくする為に柄の長いスプーンにする。Duchenne型筋ジストロフィーでは、末梢の筋力は末期まで保たれやすい為柄を太くする必要性は低い。
4→車椅子の背シートを後ろに倒すと、テーブルから身体が離れて自力摂取しにくくなる為、その必要はない。
5→Duchenne型筋ジストロフィーは、筋力低下が主な疾患である為、手関節をスプリントで固定する必要はない。