1→横断研究は疾病の頻度・分布などの統計をとり、疾病の発生要因などを考える研究方法である。症例の経過を追って情報収集するのは縦断研究である。
2→メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。メタアナリシスとは、複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析を行い、その手法や統計解析のことである。メタ分析、メタ解析とも言う。
3→留め置き調査法は、対象者に調査票を渡し、後で調査員が回収するものである。集団で実施した調査票をその場で回収するのは面接法である。
4→縦断研究は、症例の経過を追って情報収集する調査研究である。年齢の異なる集団を同時期に調査して年齢群を比較するのは、横断研究である。
5→ABA型のシングルケースデザインは、2種目ではなく1種類の治療介入効果を立証できる。1人の被験者を対象に何らかの実験的介入を行い、その前後の行動変化に基づいて介入の有効性を確認する研究法のことである。 ABA型:介入を行わないA期(基礎水準測定期、ベースライン期)と実験的介入を行うB期(治療介入期、操作導入期)の実施をおこない、引き続き再びA期を実施する方法である。