1→奇静脈系は、腰静脈と肋間静脈を縦に連結して上大静脈へと注ぐ静脈であり、上大静脈と下大静脈との側副路としても働くことから、正しい。
2→腎静脈は、腎臓から還流する静脈であり、腎臓と下大静脈を繋いでいることから、不適切である。
3→脾静脈は脾臓から出た細静脈から形成される。上腸間膜静脈から下腸間膜静脈を経由して、脾静脈が膵臓の後方で合流して門脈を形成し、肝門より肝臓へ入る。
4→鎖骨下静脈は、腋窩静脈から第1肋骨の外側縁に始まり、前斜角筋の内側縁に向かって走行している。そしてここで内頸静脈と合流し、腕頭静脈となる。
5→上腸間膜静脈とは、門脈へ合流する静脈であり、胃腸からの血液が通る。