1→免疫グロブリン製剤は様々な感染症や自己免疫疾患などで用いられるが、肩手症候群では使用しない。肩手症候群ではしばしばステロイドが用いられる。
2→視床痛とは、視床に障害された後、病側の反対足の上下肢に疼痛が生じることである。視床痛に対し薬物の効果は薄い。A型ボツリヌス毒素製剤は、片側顔面痙攣や痙縮などに用いられる。
3→症候性てんかんには抗てんかん薬が用いられる。抗血小板薬は、血栓予防目的で使用される。
4→深部静脈血栓症では速やかに抗凝固薬を使用し、肺血栓塞栓症を予防する。
5→睡眠導入剤を使用すると、せん妄が強くなることがある。夜間せん妄には、抗精神薬を使用する。