1→リラクセーションを練習する。なぜなら、あまり負担をかけずに身体的回復を促し、リフレッシュ効果が見込めるため。
2→集団作業療法で役割を持たせる優先度は低い。集団作業療法は認知行動療法の有効な方法の一つであるが、参加者にとっては心理的なストレスが高くなる可能性があり、治療効果を阻害する恐れがあるため、注意深く適用する必要がある。
3→作業活動を通して自己洞察を促す必要はない。パニック障害は、特定の原因がなくても突発的に起こるパニック発作であるため。自己洞察(自分の感情や考え方を分析すること)で、パニックを回避できるということはない。
4→スポーツ活動で体力の向上を促す優先度は低い。休憩をこまめに早めにとり精神的にも負担をかけないようにサポートすることが重要である。
5→パニック発作の不安がある場合は作業療法を中止する優先度は低い。作業療法は、不安対処能力を高める効果がある。作業療法では、不安を感じたときにも、作業に没頭して不安から離れることができるようになる。これによって、不安の症状を軽減することが可能である。作業療法の目的は、不安から自由になる時間を増やすことである。