1→光トポグラフィーは、精神科領域の気分障害や統合失調症などの検査・診断に利用される。安全な近赤外光で頭部の血流を測定して、健常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症のパターンをそれぞれ判別する。
2→機能的MRI(fMRI:functional MRI)は、研究段階の検査である。MRI装置を使って、脳の活動状態を調べる検査である。
3→MMPI(ミネソタ多面人格目録)は、質問紙法による人格検査である。4つの妥当性尺度と10の臨床尺度、16の代表的な追加尺度で採点され、検査自体は自分が「あてはまる」か「あてはまらない」かを回答する。550の質問項目からなる。
4→脳波は、軽度の意識障害の評価に重要な検査である。意識障害を呈するてんかんの診断、病型分類、睡眠異常の診断、脳死判定、特殊な波形による疾患や、意識障害の評価などに用いられる。
5→WAIS-Ⅲ(Wechsler Adult Intelligence Scale 3rd edition)ウェクスラー成人知能検査は、16歳以上の方に適応される知能検査である。質問やイラスト、積み木などの検査キットを用いて、言語性知能尺度・動作性知能尺度から総合の知能指数(IQ)を測定する。