高次脳機能障害の評価として用いられる神経心理学的検査において、動作性検査(絵画完成、符号、積木模様、行列推理、絵画配列、記号探し、組み合わせ)と言語性検査(単語、類似、算数、数唱、知識、理解、語音整列)の14 項目で構成される検査はどれか。
1→BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)は、カードや道具を使った6種類の下位検査と1つの質問紙から構成されている。
2→MMSE(Mini-Mental State Examination)は、認知障害に対するスクリーニング検査である。見当識、記銘力、注意と計算、 想起、言語、組み立ての各項目がある。
3→SLTA(標準失語症検査)は、成人の失語症の検査である。26項目の下位検査での構成で、聴く、話す、読む、書く、計算について6段階で評価する。
4→WMS-Ⅲ(ウェクスラー記憶検査)は、記憶の包括的検査である。13の下位検査により言語性記憶、視覚性記憶、総合、注意・集中力、遅延再生の5つの指標を求める。
5→WAIS-Ⅲ(ウェクスラー成人知能検査・改訂版)は、記憶の包括的検査で、知能の個人内差の診断が可能な成人用個別式検査である。高次脳機能障害の評価として用いられる神経心理学的検査において、①動作性検査(絵画完成、符号、積木模様、行列推理、絵画配列、記号探し、組み合わせ)と②言語性検査(単語、類似、算数、数唱、知識、理解、語音整列)の14項目で構成される検査である。