28歳の女性。電車を待つホームで突然動悸が激しくなり、死ぬのではないかという恐怖と息苦しさに襲われ、しゃがみこんでしまった。後日精神科を受診し、外来作業療法が開始された。 この患者の疾患として適切なのはどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→解離性障害では、過去の記憶喪失、自己同一性意識の喪失、身体運動のコントロールの喪失などがみられる。
2→強迫性障害とは、自分でも不合理と分かっていても、そのことが頭から離れず、何度も同じ確認などを繰り返してしまう障害である。
3→パニック障害では、起きる状況は必ずしも決まっていないが、極めて強い苦痛、不安、恐怖などが突然現れて短時間で治まる発作が起こる。本症例の疾患として適切である。
4→注意欠陥/多動性障害(ADHD)では、「不注意さ」「多動性」「衝動性」が見られる。
5→境界性パーソナリティ障害は、気持ちや行動、対人関係が不安定になりやすく、著しい衝動性も見られ日常生活に支障をきたす障害である。