1→緊急帝王切開自体が、胎児や母体に何らかの重篤な問題が生じた場合に選択されるので、脳性麻痺の危険因子の一つである。緊急帝王切開の適応としては、胎児機能不全や臍帯脱出、前置血管破裂などがあり、脳性麻痺のリスク要因となりうる。
2→周産期における脳性麻痺の危険因子として、脳室周囲白質軟化症、感染症、分娩時のトラブル、新生児仮死、代謝異常による関節的な中枢神経損傷などがある。脳室周囲白質軟化症は早産児にみられやすく、痙性両麻痺を呈することが多い。
3→低カリウム血症では、周産期における脳性麻痺の危険因子として可能性は低い。
4→周産期における脳性麻痺の危険因子として、脳室周囲白質軟化症、感染症、分娩時のトラブル、新生児仮死、代謝異常による関節的な中枢神経損傷などがある。新生児仮死は出生時の呼吸循環不全を主徴とし、低酸素性虚血性脳症による脳性麻痺を呈するおそれがある。
5→低血糖から中枢神経の栄養不足が生じ、脳性麻痺を呈することがある。