1→統合失調症の前駆期に、物音や光に敏感になることがあり、聴覚過敏は症状として正しい。他に、前駆期では、主に抑うつ状態、漠然とした不安、不眠などの症状がある。合失調症の特徴的な症状ではないことから、前駆期の段階で統合失調症と診断するのは困難である。
2→統合失調症の前駆期に幻覚・妄想はみられないことから、不適切である。
3→滅裂な思考等の思路障害は、急性期以降にみられる症状であることから、不適切である。
4→感情の平板化等の感情鈍麻状態は、回復期以降にみられる陰性症状の一つであることから、不適切である。
5→緊張病症候群は、主に緊張型統合失調症にみられる。急性期以降にみられる症状であることから、不適切である。