1→緩斜面を下りるときは、「前向きで、上体を後ろにそらせ状態で、後輪に体重をかけて、キャスターを上げた体勢で下りる」とされていることから、正しい。
2→段差は後ろ向きでキャスターを上げて上る方法と、前向きで上る方法がある。後ろ向きのほうが、後輪が大きいことからも大きな段差を越えることが可能となることから、正しい。
3→不整地面を走行するときは、「キャスターを上げて走行する」とされていることから、正しい。
4→段差を降りるときは、選択肢のように「後ろ向きに降りる」ことが正しい。前向きに降りると患者が恐怖心を感じると共に転落のリスクがある。介助者が後ろ向きとなり、声をかけながら後輪からゆっくりと段差を降りることが正しい方法である。
5→坂道を登るときは、選択肢とは逆で「坂道は前向きで上る」ことが正しい。坂道を後ろ向きで上ると、傾斜にもよるが患者が車椅子から転落してしまう可能性がある。介助者は車椅子の後ろから、前を向いて押すことが正しい方法である。