第52回作業療法士国家試験 午後6

1→本症例は、左手の母指が屈曲位であり、左Froment徴候陽性で左尺骨神経麻痺である。Guyon管症候群は、右尺骨神経麻痺が出現する。右Froment徴候陽性となる。

2→右手根管症候群は、右正中神経麻痺が出現する。

3→右後骨間神経麻痺は、橈骨神経の枝であり、右drop hand (下垂手)となる。

4→左前骨間神経麻痺は、正中神経の枝であり、左teardrop徴候陽性となる。

5→本症例は、左手の母指が屈曲位であり、左Froment徴候陽性で左尺骨神経麻痺である。Froment徴候は、尺骨神経麻痺で、母指の内転ができなくなり、母指と示指で紙片を保持させると母指が屈曲位になる。