1→男児に多いので正しい。男女比は4:1である。
2→Perthes病の好発年齢は、2~3歳ではなく「6~7歳」である。元気のいい小柄な男児(6~7歳)に多く見られるのが特徴である。
3→両側性は、約50%ではなく、「約10%」が正しい。発生率は1万人に1.5人と推定されており、その中で約10%が両側で症状が出現する。ほとんどの場合は一方のみに発症した後、2年以内に別のタイミングで反対側にも発症するというパターンである。
4→阻血性壊死をきたすのは大腿骨頭であり、大腿骨遠位骨端部ではない。Perthes病は、小児期における血行障害による大腿骨頭、頚部の阻血性壊死が原因で骨頭・頚部の変形が生じる骨端症である。
5→発症初期のエックス線像の変化は、分かりにくい。進行するとエックス線像の変化は顕著になる。大腿骨頭骨端部の色が白く潰れていく。