1→肢位は母指掌側外転位とするのがよい。なぜなら母指伸展内転拘縮を伴うためである。深達性Ⅱ度熱傷とⅢ度熱傷では、二次損傷として関節拘縮を伴いやすい。さらには、熱傷部位に癒着・瘢痕拘縮が起こりやすいため、熱傷部位と近い関節については、熱傷部位が伸展されるようにポジショニングを考慮する。
2→母指MP関節伸展ではなく、屈曲位とする。
3→第2〜5指MP関節伸展ではなく、各関節は屈曲位とする。
4→第2〜5指PIP関節屈曲ではなく、各関節は伸展位とする。
5→第2〜5指DIP関節屈曲ではなく、各関節は伸展位とする。