1→レクリエーション活動は、開放集団でも実施できる。開放集団のレクリエーションの目的は“楽しい体験”が最優先課題である。開放集団は、障害の程度、参加動機、趣味、嗜好、得手・不得手など、さまざまな特性を持つ参加者で構成されるという特徴を持っている。
2→調理活動は、開放集団よりも閉鎖集団の方が実施しやすいは正しい。調理活動は工程があるためである。
3→開放集団よりも閉鎖集団の方が参加者の凝集性が高まる。集団や個のプロセスが把握しやすいため。集団凝集性とは、集団が構成員を引き付けて、その構成員を集団の一員となるように動機付ける度合いのことである。集団凝集性は高いほど、組織そのものの拘束力や成果が高まることが多い。
4→急性期には集団作業療法よりも個人作業療法が優先される。急性期は症状が不安定なことが多い。周りの参加者にも負担を強いることに繋がりかねない。そのため、集団作業療法を勧めるのは回復期からが望ましい。
5→個人作業療法よりも集団作業療法で受容体験は得られやすい。受容体験とは、他人に受け入れられることで安心感を得られる体験のことである。