1→心拡大ではなく、滴状心になるため間違い。肺が過膨張し、心臓が圧迫されるために起こる。
2→胸水貯留は認められない。胸水貯留とは、胸膜腔に異常な量の液体が溜まる状態のことで、胸CPangle(肋骨横隔膜角)が、90°よりも大きい場合や消失していたりする所見で疑われる。胸水貯留は心不全などで起こる場合もある。
3→肺の過膨張を認めるため正解。肺胞障害で、肺のコンプライランスが上昇し、肺の過膨張が生じる。肺コンプライアンスとは、肺の伸縮性のことである。
4→すりガラス陰影は、間質性肺炎で見られる所見であるため間違い。
5→肋間腔は、狭小化ではなく、肺の過膨張が起こるため拡大するため間違い。