Danielsらの徒手筋力テストで、段階2の測定肢位で正しいのはどれか。2つ選べ。 ただし、関節可動域には異常がないものとする。
正解!
不正解 答え 1・5
1→頸部屈曲の段階2は、背臥位で検者が胸鎖乳突筋の触診を行う。
2→設問は、前腕と肘(肘頭のすぐ近位で上腕三頭筋を触知)しているため、段階0~1の検査肢位である。肘関節伸展の段階2の検者の支える場所は、設問のように前腕と肘ではなく、肘のみを支える。
3→股関節屈曲、外転および膝関節屈曲位での股関節外旋の段階2は、端坐位ではなく背臥位で行う。
4→設問は、両上肢を前に両膝関節伸展した肢位をとっているため、段階3での検査である。体幹屈曲の段階2は、設問のように両膝関節伸展位ではなく、両膝関節屈曲位で行う。
5→肩甲骨の内転と下方回旋の段階2は、座位で行う。患者の手首を握り上肢を支え、肩甲骨の脊椎縁 (内側縁)の下で触診する。