1→静脈でできた血栓が開存している卵円孔を介して動脈系に流れてしまい、脳梗塞(奇異性脳塞栓症)を発症することがある。したがって卵円孔開存は心原性脳塞栓症の原因となる。
2→拡張型心筋症は壁運動異常や左室内血流障害などの影響で心腔内血栓が発生しやすく、心原性脳塞栓症の原因となる。
3→三尖弁狭窄症は心原性脳塞栓症の原因とはならないため誤り。
4→心房内で血栓を生じやすく、心原性脳塞栓症の原因となる。心原性脳塞栓症の原因で最も頻度が高い。
5→心臓の弁に付着した細菌のかたまりの一部がはがれて塞栓となり、各臓器で塞栓症を発症する。脳の血管につまれば心原性脳塞栓症を発症する。