1→内服治療は、グレードA(行うように勧められる科学的根拠がある)である。 チザニジン、 バクロフェン、 ジアゼパム、ダントロレンナトリウム、トルペリゾンの内服処方を行う。
2→温熱療法は、グレードC1(行うように勧められる科学的根拠はない)であるが、禁忌ではない。
3→経皮的電気刺激(TENS)は、グレードB(行うように勧められる科学的根拠がある)である。痙縮治療に経皮的電気刺激(TENS)を行うのは正しい。
4→ボツリヌス毒素療法は、上肢にも有効である。ボツリヌス毒素療法は、上下肢の痙縮に対しグレードA(行うように勧められる科学的根拠がある)である。
5→下肢筋力増強訓練、ストレッチ、関節可動域訓練は、グレードB(行うように勧められる科学的根拠がある)である。下肢筋力増強訓練は痙縮を増悪させるので避ける必要はない。