1→CT像は、急性の出血(急性期のくも膜下出血など)を検出することができる。血液はヘモグロビンを含み、放射線を吸収する。
2→MRI 水強調像、とくに、きわめて強いT2強調像は、急性期(発症24時間~1週間)において梗塞巣を検出しやすい。T2強調像では、水は白く高信号で描出され、多くの病巣が高信号で描出される。病変の抽出に有用とされている。
3→MRI 拡散強調像は、発症後1~3時間以内の超急性期の梗塞巣が検出できる。水分子の拡散運動(自由運動度)を画像化したもので、拡散が低下した領域が高信号として描出される。
4→MRI 脂肪抑制像とは、撮像範囲内の脂肪成分が低信号として描出される。脂肪抑制の目的は、水成分を含む腫瘍や浮腫などの描出能(びょうしゅつ)をあがることにより、診断の向上が見込まれることである。一般的に、筋MRIや脊髄MRIで用いられることが多い。
5→MRI 3 DT1 強調像とは、MRI T1強調像の画像を3D表示したものである。T1強調像は、急性期(発症24時間~1週間)で、梗塞巣を検出しやすい。