1→病識があることで、患者が積極的に治療方針の決定に参加できる。治療の継続性が高まり、予後が改善すると考えられる。
2→身体的愁訴とは、「疲れた」、「だるい」、「眠れない」、「食欲がない」など身体的な訴えである。予後予測には関係がない。
3→長期間抗精神病薬を服用している統合失調症患者の強迫的飲水(水中毒)によりおこる低ナトリウム血症が、予後を左右することない。
4→初回入院時の処方薬の種類ではなく、治療(服薬)の継続性が予後予測因子として考えられるため不適切。
5→早期治療が予後予測因子として取り上げられている。発病してから治療を開始するまでの期間が長くなると予後は悪い。統合失調症の予後予測因子は、早期治療と治療の継続性である。