1→うつ病は意欲低下・精神運動抑制などで、自己評価が低く、疲労感が強い。そのため作業療法的要素として、①工程がはっきりしたもの、②短期間で完成できるもの、③安全で受身的で非競争的なもの、④軽い運動などを考慮した作業を用いるのが良い。
2→メモは使わず記憶するよう促すのは、焦りや無力感を引き起こす可能性があるため適切ではない。
3→休憩は最小限ではなく、こまめに休憩をとり、短時間の作業を行うようにするのがよい。
4→あらかじめ決めた活動は全て行うようにするのではなく、短時間の作業をこまめに行ってもらうのが良い。活動が完遂できなかった場合、自信をなくしてしまい、自分を責めてしまう可能性も考えて作業療法を行う。
5→高めの負荷量を設定すると、完遂できなかった場合さらに自信をなくす恐れがある。短時間の作業をこまめに行ってもらうのが良い。