1→EuroQolは,健康水準の変化を基数的に評価するためのQOL測定尺度の一つで、2つの項目で評価されるのではなく、3段階選択式回答法とVAS (Visual Analogue Scale)による患者の健康状態の自己評価により構成されている。
2→PGC モラール・スケールは2件法であるので正しい。回答は「はい」「いいえ」の2件法であり、高齢者のQOLの評価尺度をみるものであり、「主観的幸福感」を評価する。
3→SF-36(MOS 36-Item Short-Form Health Survey)は健康関連QOLを測定する評価であるので正しい。対象者の健康関連QOLを、質問紙法により包括的に評価する方法である。
4→役割チェックリストは、学生・勤労者・ボランティア・養育者・家庭維持者・友人・家族の一員・宗教の参加者・趣味人/アマチュア・組織の参加者の10の役割を過去や現在・将来に「行った・行うか」と「それらの価値」についてチェックするものである。役割チェックリストは20の役割ではなく、10の役割の有無と価値を評価するので間違い。
5→IADL、知的能動性、社会的役割の3つの下位尺度(3因子)について評価する。 13項目を「はい」または「いいえ」で答えてもらう指標である。老研式活動能力指標は手段的自立と知的能動性の2因子ではなく、3因子であり間違い。