第52回作業療法士国家試験 午後18

1→小児自閉症患者は、一度に複数の情報を処理することが難しいという特徴がある。一度に複数の指示をすると混乱するため不適切である。

2→小児自閉症患者は、言葉で指示をするよりも視覚的手がかりをもって訴えたほうが、指示が伝わりやすいという特徴がある。。絵やカードを豊富に使い指示をするのは適切である。

3→小児自閉症患者は、表情を読み取ることが苦手という特徴がある。明確に言葉で意図を伝えることがよい。言葉より表情の変化で意図を伝えるのは適切ではない。

4→不適切な行動は、その場で指摘し、本人が受け入れやすいような適切な行動を指示するのが正しい。不適切な行動を時間をおいてから指摘するのは不適切である。小児自閉症患者は、時間を置くと、何を指摘されているのかわからなくなってしまう。

5→小児自閉症患者は、集団の一員として声をかけられても、理解が難しい。個別の声掛けをするのが適切である。