第50回作業療法士国家試験 午前14

1→身体表現性障害とは、身体的な疾患は認められないのに、痛みや吐き気などの自覚的な身体症状があり、繰り返しその症状を訴えるものである。

2→気分変調性障害とは、1日中持続する軽度な抑うつ気分が長期間続くものである。

3→統合失調感情障害とは、統合失調症と気分障害の両方の症状が出現するがいずれの診断基準とも合致しないものである。

4→演技性パーソナリティ障害とは、対人関係において過度に注意を引こうとし、自分が注目・賞賛の対象になるように絶えず求めているパーソナリティ障害である。

5→境界性パーソナリティ障害は、感情調節の困難さや対人関係の不安定（理想化とこき下ろし）があり、リストカットなどの行動化がみられる。本症例と合致する。