第48回作業療法士国家試験 午後20

1→本症例は、他者と社会的関係をうまく築いていくことが難しく、職場で対人関係トラブルが起きている。コミュニケーションのマナーについてマニュアルを作成することは支援として適切である。

2→職場の同僚には障害のあることを伏せる必要はなく、本人の了解を得た上で、障害の特性を理解してもらえる様に伝えるほうが良い。

3→周囲の状況に合わせて、他者とコミュニケーションをとっていくことが苦手である為、ミーティングで自由な発言を促す必要はない。

4→本症例は就労している為、就労支援事業所の利用を勧める必要はない。

5→現在問題となっているのは対人関係トラブルである為、まずはその改善を図る必要がある。また現時点で多様な作業を経験させることは、本症例の負担になりかねない為必要ない。