67歳の男性。外来でふらつきを訴えた。心電図を下図に示す。 所見として考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→洞不全症候群は、洞機能が低下するもので、Ⅰ~Ⅲ型に分類される。先行するP波を認めないこともある。
2→洞性徐脈は、安静時の心電図で脈が50/分未満のものをいい、RR間隔が延長していく。
3→心房粗動は、鋸状のf波がみられ、P波がみられない特徴がある。
4→心室頻拍は、心室性期外収縮が3回以上続くものであり、P波が見えず、QRS波が幅広い特徴がある。
5→完全房室ブロックは、PP間隔、RR間隔は等しいがPR間隔が不規則であり、P派とQRS派が連動せず無関係に出現する状態であり、心電図と合致している。