1→Colles 骨折は、折れた橈骨の下端側の骨片が手の甲側にずれた骨折であり、フォーク状変形やSudeck骨萎縮などをきたす。
2→Smith 骨折は、折れた橈骨の下端側の骨片が手の掌側へずれた骨折であり、Sudeck骨萎縮などをきたす。
3→上腕骨顆上骨折は、Volkmann拘縮(フォルクマン拘縮)や内反肘などを起こしやすい。
4→舟状骨は母指の列にあり、他の指の列とは45度傾いて存在する。その為舟状骨骨折はX線で発見されにくく、放置されてしまうことで偽関節を起こしやすい。
5→上腕骨近位部骨折は、骨癒合は良好な部位であり、適切な治療を行えば偽関節を起こす可能性は低い。