1→うつ病の回復初期の患者へ、就労を勧めることは不適切である。就労は回復期以降の支援である。
2→うつ病の回復初期の患者へ、チームでのスポーツを勧めることは、不適切である。集団活動は、回復期後期からの支援である。
3→うつ病の回復初期の患者へ、休憩を早めに取るように勧めることは、正しい。回復期前期には、無理をしない体験を得られるよう支援すべきである。作業療法士の対応としては、息抜きや気分転換の方法を一緒に考えたり、活動と休息のバランスを保つよう指導する。
4→うつ病の回復初期の患者へ、物事は自分で判断するように促すことは、不適切である。この時期には、自己決定よりも一緒に考えていくことが望ましい。
5→うつ病の回復初期の患者へ、行動の良し悪しを明確に伝えることは、不適切である。うつ病患者は、こだわりや執着を持ちやすい傾向があるため、良し悪しを明確に伝えることはそれを助長することになりかねない。避けるべき対応である。