1→頰杖をつくと、顎が前方突出する。すると、食道入口部を随意的に開大することができ、食塊の通過が容易となり誤嚥のリスクを下げる。「鵜呑み法」とも呼ぶ。
2→顎をひく肢位は前頸部の緊張をゆるめ、喉頭蓋谷を広げ、嚥下しやすくなる。頸部を屈曲させたまま、頭部をやや突出させる肢位が推奨されている。
3→上を向くと咽頭と気管が直線になり、食道入口部は圧迫される。口から入ったものは気道に流れ込みやすくなり、誤嚥のリスクが高まる。
4→うなずく肢位は前頸部の緊張をゆるめ、喉頭蓋谷を広げ、嚥下しやすくなる。頸部を屈曲させたまま、頭部をやや突出させる肢位が推奨されている。
5→横を向いて嚥下すること自体では、誤嚥のリスクを高めることはない。