1→社会生活技能訓練(SST)のロールプレイは、テーマや場面設定、配役などを細かく決めていく。ロールプレイは自由に行うことはしないため、不適切である。
2→社会生活技能訓練(SST)では、効率的かつ自主的に効果的な社会スキルを獲得するためには、SST実施後、必ずその内容のよく出来た部分や上達した部分を話し合い、肯定的な評価である正のフィードバックを行うことが大切である。これにより、次回のSSTに対する動機づけとなることから、正しい。
3→モデリングとは、手本となる適切な振る舞いを見せたり、不適切な振る舞いの例を見せてどうすればよいか考えてもらう手法である。社会生活技能訓練(SST)の中でモデリングは重要なものであり、できるだけ多く行うべきことである。モデリングを最小限にとどめることとは、不適切である。
4→社会生活技能訓練(SST)は、対人関係や集団生活を営みやすくするための技能を獲得する訓練のことである。対人関係が関わってくることから、ストレスがかからない技法とは言えず、不適切である。
5→モジュールとは、服薬自己管理、症状自己管理、地域生活再参加、基本会話、余暇の過ごし方といった領域ごとのスキル訓練プログラムのことである。複雑な社会生活技能をテーマごとにパターン化し、マニュアル化することでわかりやすくなり、経験者でなく能力が低い人でも理解して身につけることができる。経験を積んでから行う必要はなく、不適切である。