1→背側型カックアップ・スプリントは、フィッティング時に機能的肢位で行うことから、トレースは紙の上に手掌側を設地する。手背側は不適切である。
2→背側型カックアップ・スプリントは、尺骨茎状突起がスプリントにぶつかってしまうと、皮膚や皮下組織を傷つけてしまう恐れがある。そのことから、尺骨茎状突起の位置をマーキングして把握しておくことが重要である。
3→背側型カックアップ・スプリントは、手関節を機能的肢位に保持する装具である。全指の指尖をトレースする必要はない。
4→背側型カップアップ・スプリントは、肘関節屈曲を制限しないようスプリント長を調節するため、前腕近位1/3の位置をマーキングする。前腕遠位1/4の位置は不適切である。
5→背側型カックアップ・スプリントは、前腕部を前腕幅よりも大きめに型紙にとる。同じ幅は不適切である。