1→X2検定とは、質的変数(名義尺度)のデータ間に、関連性があるかを検定する方法である。調査の回答が「ある・ない」といった値をとるような場合に用いられる。
2→記述統計とは、実在するデータに対してその特徴や性質を把握する手段である。データの平均や標準偏差などを計算して、分布を明らかにすることで、データの性質をわかりやすく変換することを目指している。そのため、可視化できる表やグラフ化が用いられている。度数分布とは、標本として得たある変量の値のリストである。量の大小の順で並べ、各数値が現れた個数を表示する表(度数分布)で示す。度数分布はヒストグラム(度数分布図)と呼ばれるグラフで表されることから、正しい。
3→分散分析とは、3つ以上の群や条件のデータの「平均値の差」を分析する方法である。比較し合う群や条件の分散(内部のばらつき)を考慮して、群と群の間の差を検定する。
4→多変量解析とは、複数の変数に関するデータをもとに、これらの変数間の相互関連を分析する統計的技法のことである。
5→Mann-whitneyのU検定(マン・ホイットニーのU検定)とは、ノンパラメトリック検定であり、対応のないデータにおいて2つのグループ間に差があるかないかについてを検定する。