1→GMFMとは、脳性麻痺の運動評価尺度である。運動機能を5つの領域(臥位と寝返り、座位、四つ這いと膝立ち、立位、歩行、走行とジャンプ)の88項目で評価する。正常発達では、5歳児で出来る運動課題である。
2→JASPERとは、障害児の包括的評価法マニュアルのことである。生命維持機能評価法、粗大運動能力評価法、基本的ADL評価法、変形・拘縮評価法、社会参加力評価法などの評価尺度が集成されている。
3→K-ABCとは、知能・発達検査である。子供の精神発達や知的活動を認知的処理過程と習得度の2つから測定することができる。特に発達障害のアセスメントに効果的である。
4→MACSとは、脳性麻痺児の手指操作能力分類システムである。4~18歳の脳性麻痺児が日常生活において、物・道具を操作するときの両手操作能力を5段階に分類する判別的評価尺度のことである。脳性麻痺児の日常生活における手指操作能力を分類するための尺度であることから、正しい。
5→PEDIとは、リハビリテーションのための子どもの能力低下評価法である。日常生活場面におけるセルフケア、移動、社会的機能と3つの領域の遂行能力を3つの測定尺度によって評価することができる。