7歳の男児。脳性麻痺の痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢ。床上を前方へ移動する様子(下図)を示す。 考えられる状態はどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→頭部は伸展保持できており、保持能力の低下は見らないため不適切である。
2→四つ這い位がとれ、両側上肢支持能力の低下は見られないため不適切である。
3→下部体幹の支持能力の低下は見られないため不適切である。これらか障害されると四つ這いを取ることや、四つ這いでの移動は難しい。
4→両側肩甲帯周囲筋の緊張性低下は見られないため不適切である。肩甲骨の翼状や大きな姿勢の崩れは見られない。
5→画像から、左右股関節の交互分離運動能力の低下が見られ適切である。上下肢の交互運動が少なく、両下肢を屈曲位のまま上肢の力を利用しながら飛び跳ねるよう前進する移動(バニーホッピング)が見られる。