1→内田クレペリン精神検査は、性格検査・職業適性検査の一種である。被験者に計算問題を一定時間解かせることで、作業能力や性格特性を測定する。作業量・集中力・注意力などの作業能力と、性格傾向を知ることができる。
2→GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)は、多様な職業において重要な9つの能力=適性能(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を測定することで、自分に合った職業を見つけるための参考となる情報を提供することを目的としている。
3→障害者用就職レディネス・チェックリスト(ERCD:Employment Readiness Checklist for the Disabled)のチェックリストは、職場での適応と成果に必要な心理的・行動的条件を、9つの分野と44の項目に分けて評価するツールである。このチェックリストは、仕事の種類や内容に関係なく、職場の物理的・心理的・社会的環境に対応できる能力を、最低限必要な水準で把握することを目的としている。
4→マイクロタワー法は、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価である。ワークサンプル法を用いて職業能力適性を測定する作業見本法の一つである。13の作業課題をグループで行い、職場で行われる作業に近いサンプルを使って、対象者の職業能力や作業姿勢、意欲、心身の持久力など、総合的な職業適合度を評価する。
5→MODAPTS(モダプツ:modular arrangement of predetermined time standards)は、作業能力評価法である。作業動作時間測定法であるMTM(Methods Time Measurement)に改良を加えた簡便な作業能力評価法である。