1→男性ではなく女性に多いため間違い。特に40~60歳の女性に多い(男女比1:2~3)。
2→胸腺腫ではなく「悪性腫瘍・間質性肺炎」を合併することが多い。胸腺腫は、胸腺の上皮細胞が増殖してできる腫瘍で、30歳以上の年齢層に多く見られる。男女ともに同じくらいの割合で発症する。人口10万人につき0.5%程度の発症率と、まれな疾患である。
3→赤沈は亢進する。またCRPの上昇もみられる。赤血球沈降速度(赤沈)は、炎症反応の程度を評価するために、CRPと併せて測定される。赤沈が高値を示す状況としては、炎症性疾患・悪性腫瘍・貧血・心筋梗塞・肝硬変・膠原病などが考えられる。
4→嚥下障害をきたす。皮膚筋炎の症状は、筋萎縮、筋圧痛、嚥下障害、構音障害、呼吸困難を伴う。
5→近位筋優位の筋力低下をきたす。下肢を初発とする筋力低下があり、近位筋が対称性に侵される。