1→GMFM(Gross Motor Functional Measure;粗大運動能力尺度)は、脳性麻痺児を対象とし、粗大運動脳能力の経時的な変化および医療的な介入の効果をみるための評価である。日常生活活動の評価は、FIM(Functional Independence Measure)やBI(Barthel Index)などである。
2→WISC-Ⅳ(児童用ウェクスラー式知能検査第4版)は、ワーキングメモリーが評価項目に含まれる。WISC-Ⅳには、ワーキングメモリー指標があり、聴覚的短期記憶の力、情報処理システムの力、注意力、集中力、音韻情報を処理する力、実行機能を評価する。
3→S-M社会生活能力検査は、子どもの社会生活能力を評価する検査であり、6つの領域(①身辺自立、②移動、③作業、④コミュニケーション、⑤集団参加、⑥自己統制)から測定する。子どもの心理発達の検査は、バウムテストやロールシャッハテストなどである。
4→フロスティグ視知覚検査は、視知覚障害の評価検査である。巧緻運動の評価検査は、簡易上肢機能検査(STEF)などが用いる。
5→遠城寺式乳幼児分析的発達検査は、発達の傾向を全般的に渡って分析し、その子の発達の個性を見出すことを目的とした検査である。
粗大運動の評価検査は、粗大運動能力分類システム(GMFCS)やデンバー式発達スクリーニング検査Ⅱなどを用いる。