1→ギプス除去後から開始するのではなく、ギプス固定中でもリハビリテーション治療(手指ROMや患部外の筋力トレーニングなど)を実施していく。浮腫の軽減や拘縮予防、廃用性症候群の予防をしていく。
2→就寝時には高挙するように指導する。骨折後は、RISE処置が必要になる。高挙することで水分が還流し、浮腫・腫脹の増悪を予防する。
3→骨癒合後早期は、スポーツに復帰させるのではなく、日常生活動作から開始する。骨癒合後早期では、十分な癒合が得られているといえず、スポーツは高負荷なためである。
4→変形治癒は、機能回復に影響を及ぼす。変形治癒は、交通事故による骨折の場合でもあり、 外形上の問題にとどまる場合もあれば、機能障害や疼痛(痛み)を伴う場合もある。
5→加齢は、機能回復を遅らせる要因となる。加齢により創傷治癒の遅延があるため。