自傷や社会的問題行動が絶えない境界性パーソナリティ障害の患者に対する作業療法士の対応として適切でないのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→治療の進行に合わせて、患者と一緒に治療目標を定期的に確認・評価することは、治療の方向性を明確にし、患者の動機付けを促すことができる。
2→治療への主体的な参加を促すことで、自己認識や自助のスキルを高めることが期待できる。
3→患者に対して疾患の理解を深めるため、問題点や症状について率直に説明する。
4→境界性パーソナリティ障害の患者は、極端な愛憎の転移を示しやすくまた依存しやすいため、転移を治療の中で用いることは推奨されない。
5→境界性パーソナリティ障害の治療には、作業療法や心理療法と併せて、症状に応じた薬物療法を併用した統合的なアプローチが効果的である。