腹臥位で患者の一側の膝を他動的に最大域まで屈曲させたところ、図のように同側の股関節が屈曲し殿部が垂直方向に挙上した。 短縮を疑う筋はどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→大腿筋膜張筋の短縮を調べる検査としては、Ober test(オーバーテスト)などがある。
2→大腿二頭筋の短縮を調べる検査としては、SLR(下肢伸展挙上テスト)などがある。
3→図は、エリーテストであり、大腿直筋の短縮を調べるものである。短縮がある場合、腹臥位で膝関節を屈曲して大腿直筋を伸張すると、股関節が屈曲位となり臀部が挙上する。
4→腓腹筋の短縮は、足関節背屈を実施し調べる。
5→腸腰筋の短縮を調べる検査としては、Thomas test(トーマステスト)などがある。