小学校に通う10歳のDuchenne型筋ジストロフィーの男児。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類において機能レベルはステージ2である。 学校生活で優先的に行う支援はどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→マイクロスイッチによるパーソナルコンピューター操作は、ステージ5~7に該当する時期に導入していくものである。本症例はステージ2であり、上肢も使える可能性が高い為不適切。
2→本症例は歩行が可能であるため、リクライニング式車椅子の導入は時期尚早である。
3→本症例は、ステージ2であり上肢は使える可能性が高い。また遠位筋は最後まで保たれていることが多いため、自助具の使用は現段階では必要ない。
4→Duchenne型筋ジストロフィーでは近位筋から障害され、遠位筋は比較的最後まで保たれる。手すりを設置することで、トイレの立ち上がり動作がより楽に行えるようになる為正しい。
5→本症例はステージ2である為、咀嚼機能や嚥下機能の低下はみられず、現段階では給食の食形態変更は必要ない。