40歳の女性。筋萎縮性側索硬化症。上肢筋力はMMTで近位筋4、遠位筋3である。下肢は内反尖足位であるが歩行可能。最近、手指の疲労があり食事がしにくくなったと訴えている。 この患者の食事での対応で適切なのはどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→本症例は手の疲労が問題であるため、吸口付コップではなく、把持を補助できるコップホルダーを使用する。
2→食事支援ロボットは、上肢が使えない場合の対応である。本症例への導入は時期尚早である。
3→ユニバーサルカフを用いて、スプーンなどの把持を補助することは適切である。
4→ターンテーブルは、上肢の近位筋が筋力低下した際の対応である為、現時点では必要性は低い。しかし食事動作の負担を軽減させることにはなるため検討すると良い。
5→ポータブルスプリングバランサーは、上肢の近位筋が筋力低下した際の対応である為、現時点では必要性は低い。症状が進行した場合に検討する必要性はある。