1→立ち上がる前に車椅子に深く座らせるのではなく、浅く座らせるべきである。立ち上がる際、膝関節を屈曲させ前方への重心移動を行いやすくする為。
2→両足の内側を密着させるのではなく、肩幅程度に開くべきである。立ち上がる際の支持基底面を広げ安定させる為。
3→足部は膝の位置より後方に引かせることで、立ち上がる際に前方へ重心移動を行いやすくなる為適切である。
4→天井を見るように指示するのではなく、やや前方の床を見るように指示するべきである。上方(天井)に視線を向けることで、後方重心を助長してしまう為。
5→介助者がズボンを持って上に引き上げるのではなく、脇の下を支えて前方へ動作誘導するべきである。上に引き上げてしまうと、患者が前方へ重心移動するのを妨げ、立ち上がり難くなる為。