1→SFS(Social Functioning Scale:社会機能評価尺度)は、慢性期の統合失調症における家族介入の効果を測定するため、コミュニティでの生活の維持において重要な機能を評価する尺度である。
2→Rehab(Rehabilitation Evaluation Hall and Baker:精神科リハビリテーション行動評価尺度)は、病院や施設で生活する人が対象で、逸脱行動、全般的行動の2つの領域について質問を行い評価する。
3→SF-36(MOS 36-Item Short-Form Health Survey)は、健康関連QOLを包括的に評価する尺度である。
4→LASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill:精神障害者社会生活評価尺度)は、精神障害のある人の生活障害を包括的に捉えることを目的として開発された尺度である。「持続性・安定性」と「自己認識」が下位尺度に含まれる社会機能の評価法で、5つの大項目(①日常生活、②対人関係、③労働または課題遂行能力、④持続性・安定性、⑤自己認識)からなる。
5→ 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)は、①主訴、②健康管理、③生活エピソード、④人的支援状況、⑤経済面、⑥生活習慣および介護状況、⑦住宅環境・福祉機器、⑧身体・日常生活能力、⑨精神機能活動の各項目について、ケア必要度尺度と社会的不利尺度により、地域生活を維持するために必要な能力を評価するものである。