1→認知症患者は、認知機能の低下から徘徊や異食など生命に関わる周辺症状もみられることがある。また、認知症患者本人は、自分の身体の不調を正しく伝えることも出来ないことが多い。そのことから、認知症患者が健やかに生活するには見守りは必要であり、見守りがしやすい環境を整えることは、適切である。
2→認知症患者のみならず全ての患者に対して、居室のプライバシーを確保し意思を尊重していくことは、環境調整として適切である。
3→認知症患者は、見当識障害がある場合、自室や自分の席の場所が分からなくことがある。そのため、自室の場所を分かりやすく提示することは、環境調整として適切である。
4→認知症患者にとって親しみやすい雰囲気は、安心することが出でき、認知機能の安定にもつながる。親しみやすい過程的な環境づくりをすることは、環境調整として適切である。
5→認知症患者は、新しい環境に馴染むことが苦手な特徴がある。新しい場所や道具に対して混乱をきたしやすく、さらに認知機能の低下を招く可能性もある。そのことから、生活の道具を新しいものに入れ替えることは、環境調整として不適切である。