1→依存性パーソナリティ障害とは、自分の面倒をみることに強い不安を抱き、過度に依存的、服従的になる。分離不安は症状として認めるが、見捨てられ不安は特徴としてあげられないため、不適切である。
2→演技性パーソナリティ障害とは、広範囲でかつ過度な情動性及び注意を引こうとする行動を取る。特徴として、「自分が中心になっていないと気がすまない」や虚言癖がみられるが、見捨てられ不安は特徴としてあげられないため、不適切である。
3→回避性パーソナリティ障害とは、拒絶、批判、または屈辱を受けるリスクを伴う社会的状況または、交流を回避することを特徴とする。比較的孤立する傾向があり、見捨てられ不安は認めないため、不適切である。
4→境界性パーソナリティ障害とは、気持ちや行動、対人関係が不安定になりやすく、日常生活や仕事で苦痛や支障を引き起こしてしまう。対人関係の症状として、見捨てられ不安があげられることから、正しい。
5→自己愛性パーソナリティ障害とは、自分の能力を過大評価し、自分の業績を誇張する障害である。自分が優秀である、特別であると考えている。自分の誇大性を守るために、引きこもったり、失敗の可能性をある状況を避けたりすることもある。見捨てられ不安は認めないため、不適切である。