1→長期安静臥床では、不活動状態の長期化で、NK細胞の活性低下が起こり免疫能は低下する。
2→血糖値を正常に保つグルコース処理能力である耐糖能は、長期安静臥床で低下する。
3→長期安静臥床では、交感神経活動が障害されることから、下肢の血管収縮が不十分となり、静脈還流量が減少、1回心拍出量の低下をきたし脳血流量が低下し、起立性低血圧を引き起こしやすい。
4→長期安静臥床では、骨量の減少と骨吸収の亢進により、高カルシウム血症、高カルシウム尿症が生じて、尿路結石が生じやすくなる。尿中のカルシウムが上昇することから、正しい。
5→長期安静臥床では、筋活動が少なく、エネルギー消費も少ないため、老廃物の減少が起こり、クレアチニン・クリアランスも低下する。